
この本の著者は、仏教系の大学の教授をされている44歳の女性の方である。余談だが大学の教授と言えば、父の影響もあり何となく年配の方というイメージがあるが、この本の著者はまだ44歳と若くきっと優秀なのであろうと勝手に推測をしてしまう。
さて、この本だが、ブッシュ政権時に日本でも「宗教右派」や「バイブルベルト」などという言葉が頻繁にマスコミなどで使われたが、アメリカの宗教に付いて書かれた内容の本だ。
アメリカは非常な格差社会であるのと同じく、非常に宗教的な国であることも意外とあまり知られていない事実ではないかと思う。アメリカ人の大半は、日曜日に教会に行き、食事の前には御祈りをするなど非常に宗教的で、アメリカ社会から宗教を切り離すことはできない。もちろのこの場合の宗教はキリスト教を指すわけだが、アラブ圏の各国が非常に宗教的(この場合はイスラム教)であると言われるようアメリカもそれに劣らず非常に宗教的な国だ。
同書では、キリスト教の新旧宗派やアメリカでの他宗教(仏教、イスラム教、その他新興宗教など)に付いて項目別に書かれているが、正直内容的には非常に簡単であまり深くは突っ込んではいないと感じた。
もちろん宗教というのは非常に重く難しいテーマーでもあるので、あまり専門的になると一般の読者には難しく受けないということも考慮するとどうしてもあっさりとあまり深くは書けないというのもあるのかも知れまない。
この本もアメリカの宗教の一般的な説明というレベルの本であり、広く浅くという意味では、アメリカの宗教に付いての一つのガイドラインとしては役に立つ。
アメリカは新興宗教のメッカでもあるので、本音を言えばもう少し詳しく新興宗教に付いての説明や記述があれば面白いと思った。
また、同書は文章とユーチューブの画像をミックスさせ、新しい形の文章の紹介。ユーチューブの動画を見ることにて文章での説明のみでなく視覚にも訴えるという試みらしいが、正直本を読みながら、そのたびにユーチューブのアドレスを毎回PCに入力してオンラインに行くのは少し無理があるような気がする。
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